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QunaSysの量子ソフトウェア開発キット「QURI SDK Enterprise」を理化学研究所が「JHPC-quantum」プロジェクトにて採用
量子コンピュータのアルゴリズム・ソフトウェア開発を専門とする株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊天任、以下QunaSys)は、当社が提供する量子ソフトウェア開発キット「QURI SDK Enterprise」が、「JHPC-quantum」プロジェクトの取り組みとして、国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)の量子・HPC連携プラットフォームに正式採用されたことを発表します。
JHPC-quantumは、経済産業省(METI)所管のNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「計算可能領域の開拓のための量子・スパコン連携プラットフォームの研究開発」として推進されるプロジェクトです。理研計算科学研究センター(R-CCS、神戸)のIBM Quantum System Two「ibm_kobe」と、理研和光キャンパス(埼玉)のイオントラップ型量子コンピュータ「黎明(れいめい)」(Quantinuum System Model H2)を、R-CCSのスーパーコンピュータ「富岳」と連携させ、量子・HPC連携アプリケーションの開発・実行プラットフォームの構築し、運用を行っています。これにより、量子・HPC連携アプリケーションの量子優位性・有用性の実証を目指しています。
今回の採用により、JHPC-quantumのユーザはQURI SDK Enterpriseを通じ、「富岳」の計算ノード・プリポストノードから量子デバイスへのアクセスが可能となります。SDKは、QSCI(Quantum Selected Configuration Interaction)およびADAPT-QSCIをはじめとする最先端の量子・HPC連携アルゴリズムライブラリを内包し、量子化学・材料科学・CAE(Computer-Aided Engineering)といった分野で、将来の実用化を見据えた計算に対応します。充実したドキュメント・サンプルコード・ツールチェーンにより、研究者は迅速に開発を開始できます。
QURI SDK EnterpriseはIBM Quantum System TwoおよびQuantinuum System Model H2に対応し、それぞれの量子デバイスの特性を活かした計算ワークフローの構築を支援します。HPCとしては「富岳」(計算ノード・プリポストノード)およびJHPC-quantum GPUスーパーコンピュータ「ROQUO」(NVIDIA GB200 NVL4搭載クラスタ)に対応しています。いずれの環境でもMPIによる分散並列で量子回路シミュレーションを実行でき、シミュレータは「富岳」の計算ノードではmpiQulacs、「ROQUO」ではcuQuantumベースのバックエンドを利用します。複数ノード・複数プロセッサにまたがる並列計算により、単一ノードでは扱えない規模の量子回路シミュレーションに対応します。引き続き、有用性規模の量子・HPC連携計算に向けた環境を段階的に拡充していきます。
■今後の展望
QunaSysは今回のJHPC-quantumへの採用を新たな一歩として、理研との協業を今後も継続・深化させていきます。QURI SDK Enterpriseの機能拡張や対応デバイス・HPC環境の拡充を進めながら、理研をはじめとする国内外の研究機関・産業界との連携を通じて量子・HPC連携技術の社会実装を推進し、日本発の量子産業の発展に貢献してまいります。
■本採用にあたってのコメント
理研 計算科学研究センター 量子 HPC 連携プラットフォーム部門 部門長 佐藤 三久
JHPC-quantumプロジェクトが実施しているテストユーザプログラムにおいても、QURI SDK Enterpriseへの要望が高いことから今回の導入を決めました。これを契機に、本プロジェクトにおけるQunaSys社との協業を深化させ、本プロジェクトの成果をより大きなものにしたいと考えています。
株式会社QunaSys 代表取締役 CEO 楊 天任
QSCIは当社が開発した量子・スーパーコンピュータ連携アルゴリズムであり、現在では世界中の量子HPCハイブリッド計算で最も広く使われる手法の一つとなり、「富岳」をはじめとするスーパーコンピュータ向けの最適化など多くの研究成果が生まれています。量子コンピュータの実用化には、こうした成果を企業ユーザも含め誰もが簡単に活用できることが重要です。QURI SDK Enterpriseは、QSCIをはじめとするアルゴリズムと、「富岳」、「ROQUO」、量子コンピュータを誰もが容易に使いこなせる環境として提供するものであり、これを契機に理化学研究所の皆さまとの協業をさらに深め、連携アプリケーションの研究開発をさらに加速させていきます。
■理化学研究所(RIKEN)について
理化学研究所は、最先端の科学技術をリードする日本の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めています。理研計算科学研究センター(R-CCS)は、世界トップクラスの性能を有するスーパーコンピュータ「富岳」を運用して大学や研究機関、産業界等の幅広い利用者に計算資源を提供するとともに、計算科学・計算機科学の発展に寄与する「計算の、計算による、計算のための科学」の研究開発を行っています。
詳細:https://www.riken.jp/
■株式会社 QunaSys について
QunaSys は、化学や材料科学をはじめとする産業向け量子アルゴリズムの開発を牽引する量子コンピュータソフトウェア企業です。量子機械学習や量子化学のほか、量子技術を利用したCAE(Computer-Aided Engineering)分野に注力し、学術機関、産業界、政府機関と協力しながら、量子コンピュータの可能性を最大限に引き出し、科学的課題に取り組んでいます。
詳細:https://qunasys.com/
■関連リンク
JHPC-quantum、QunaSys社「QURI SDK Enterprise」を導入
QURI SDK ドキュメントサイト
9月25日(金)11:00~:「分析の価値は“測る前”で決まる」分析設計とPhysiLenzをテーマにしたウェビナーを開催

量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、企業の分析・解析・計測に携わる研究者・技術者を主な対象としたオンラインウェビナー「分析の価値は“測る前”で決まる──何を測るかを設計する難しさと、それを可能にする実践基盤」を、2026年9月25日(金)11:00〜12:00に開催いたします。
分析装置や解析手法、AI・MI(マテリアルズ・インフォマティクス)の選択肢が増え、研究開発の現場で得られるデータは増えています。一方で、「測定結果は得られたものの、次に何をすべきか決められない」「複数の測定方法のうち、何をどの順番で試せばよいのか判断しにくい」といった課題もあります。
本ウェビナーでは、装置や測定項目を起点にするのではなく、「その分析結果を使って何を決めたいのか」から逆算して、何を測るかを設計する考え方を紹介します。材料研究の公開事例をもとに、考えられる複数の原因を見分けるために何をどの順番で測るのか、結果がはっきりしなかった場合に次に何をするのかまで解説します。また、こうした分析の考え方や判断の過程を整理・共有するための基盤「PhysiLenz」についても紹介します。
本ウェビナーは、JASISで実施する講演と同じタイトル・テーマで開催する公開オンライン回です。JASISでQunaSysを知ったものの当日の講演を聴講できなかった方はもちろん、JASISに参加していない方もお申し込みいただけます。
■ウェビナー開催概要
・イベント名: 分析の価値は“測る前”で決まる─何を測るかを設計する難しさと、それを可能にする実践基盤
・日時: 2026年9月25日(金)11:00〜12:00
・開催形式: オンライン開催(Zoom)
・参加費: 無料(事前登録制)
・申込締切: 2026年9月18日(金)
・登壇者: 株式会社QunaSys リサーチソリューション部 部長 高椋 章太
■背景と本ウェビナーの狙い
研究開発の現場では、測定できる項目や取得できるデータが増える一方、それらを次の研究判断へどう結びつけるかが課題となっています。
例えば、テーマ部門から「原因を調べてほしい」と依頼され、測定候補が次々と増えてしまうケースがあります。また、精度の高いデータや強い相関が得られても、それが本当の原因を示しているのか、別の現象を間接的に表しているのかを判断できないこともあります。
こうした状況を減らすためには、測定を始める前に、「何を決めたいのか」「考えられる原因は何か」「何を観測すればそれらを見分けられるのか」「結果を受けて次にどうするのか」を整理しておくことが重要です。
本ウェビナーでは、直接メタノール形燃料電池(DMFC)に使われる高分子電解質膜の公開事例を取り上げ、複数の分析手法を「全部測る」のではなく、原因を見分けるためにどのような順序で組み合わせるのかを解説します。
■プログラム(予定)
- 11:00-11:05 開会挨拶/趣旨説明
- 11:05-11:15 なぜ、研究が前に進まなくなるのか
- 11:15-11:30 公開事例で見る「判断が変わる過程」
- 11:30-11:45 次に何を測り、どう変えるかを決めるための実演
- 11:45-12:00 Q&A
- 12:00 閉会
■本ウェビナーの見どころ
1. 装置を選ぶ前に「分析で何を決めたいのか」を考える
測定結果を得ることだけをゴールにせず、その結果によって材料や工程、追加試験などの判断をどう変えるのかまで考える分析設計を紹介します。
2. 「全部測る」から「原因を見分けるために測る」へ
デモ事例を通じて、複数の分析手法がそれぞれ何を見るためのものなのかを整理し、考えられる原因を見分けるために何をどの順番で測るのかを解説します。
3. 分析の考え方をチームで共有する
分析では、結果だけでなく「なぜこの測定を選んだのか」「どのような可能性を考えたのか」といった判断の過程も重要です。こうした根拠や前提、測定結果、その後の判断を整理し、チームで確認・更新していくためのPhysiLenzの役割を紹介します。
■こんな方におすすめ
・JASISでQunaSysを知ったものの、当日の講演を聴講できなかった方
・分析・解析・計測部門で、測定方法の選定や結果の解釈、追加分析の提案を担当している方
・複数の分析結果を、材料や工程の次の判断につなげたい方
・「何をどこまで測れば判断できるのか」を整理したい研究者・研究リーダー
・AI・MIを、研究現場の測定設計や判断につなげたいR&D企画・DX推進担当者
■申し込み方法
こちらのフォームより事前登録をお願いします。
※申込締切:2026年9月18日(金)
※視聴用URLは参加申し込み後の画面に表示されます。
※同業他社企業のお申し込みはお断りしております。
■株式会社QunaSysについて
QunaSysは、化学や材料科学をはじめとする産業向け量子アルゴリズムの開発を牽引する量子コンピュータソフトウェア企業です。量子機械学習や量子化学のほか量子技術を利用したCAE(Computer-Aided Engineering)分野に注力し、学術機関、産業界、政府機関と協力しながら、量子コンピュータの可能性を最大限に引き出し、科学的課題に取り組んでいます。
会社名:株式会社QunaSys
本社:東京都文京区白山1-13-7 アクア白山ビル9F
代表取締役CEO:楊 天任
設立:2018年2月
URL:https://qunasys.com/
■お問い合わせ先
株式会社QunaSys ウェビナー担当
E-mail:info@qunasys.com
QunaSys、三菱電機と共同で製造業での量子コン ピュータ活用に向けた基盤アルゴリズムを開発
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株式会社 QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役 CEO:楊 天任、以下「QunaSys」)は、三菱電機株式会社(以下「三菱電機」)と共同で、製品の設計・開発に用いられるCAE(Computer-Aided Engineering)への量子コンピュータ活用に向けた 2つの基盤アルゴリズムを開発しました。
CAEは、流体、熱、構造、電磁界などの物理現象をコンピュータ上でシミュレー ションし、製品の設計や性能評価に活用する技術です。製品の高性能化・高機能化に伴い、より大規模で高精度なシミュレーションへのニーズが高まる中、将来的な量子コンピュータの活用が期待されています。
QunaSysは三菱電機と共同で、量子コンピュータをCAEに活用する上で課題となる、計算に必要な処理量と計算精度に着目しました。
1 つ目は、CAEで扱われる大規模な行列データを量子コンピュータで効率的に処理できる形に整理することで、量子計算に必要な処理量を削減するアルゴリズムです。
2つ目は、量子コンピュータで計算を行うための回路設計に必要なパラメーターを安定して求めることで、計算精度の向上につなげるアルゴリズムです。 これらの技術により、量子コンピュータの特長を生かした大規模な行列計算の実現に向けて前進し、将来的には、製品設計の初期段階における多数の条件比較や、複雑な物理現象を考慮した高精度な性能評価などへの活用が期待されます。 なお、本開発成果の一部は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のムーンショット型研究開発事業(目標 6)の成果です。詳細については、三菱電機のニュースリリースをご覧ください。
三菱電機 ニュースリリース
「製造業での量子コンピューター活用に向けた基盤アルゴリズムを開発」 https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/pr/2026/0824_rd/
■株式会社QunaSysについて
QunaSysは、化学や材料科学をはじめとする産業向け量子アルゴリズムの開発を牽引する量子コンピュータソフトウェア企業です。量子機械学習や量子化学のほか量子技術を利用したCAE(Computer-Aided Engineering)分野に注力し、学術機関、産業界、政府機関と協力しながら、量子コンピュータの可能性を最大限に引き出し、科学的課題に取り組んでいます。
会社名:株式会社QunaSys
本社:東京都文京区白山1-13-7 アクア白山ビル9F
代表取締役CEO:楊 天任
設立:2018年2月
URL:https://qunasys.com/
8月27日(木)15:00~:「食品・酵素研究における実験・情報学・計算科学の連携」ワークショップを開催
近年、AlphaFoldや機械学習ポテンシャルを用いた高速な生化学計算など、計算技術の進展に伴い、これまで計算による取り扱いが難しかった対象にもアプローチできるようになりつつあります。他方、発酵プロセスなどでは、高精度・高速な計算を適用する以前に、複雑な現象を数値計算上の課題へ落とし込むこと自体が難しい場合があります。複雑な食品製造工程を効率的に計算課題として定式化し、生化学計算の技術を適用するための枠組みを構築できれば、食品分野における研究開発のあり方を変えられる可能性があります。
本ワークショップでは、上記の課題に対する第一歩として、酵素反応の解析、および食品の健康機能に寄与する酵素反応を特定するための実験的・情報学的な考え方に焦点を当てます。当該分野の専門家による実例紹介と議論を通じて、食品業界が抱える研究開発上の課題を整理するとともに、実験、情報科学、計算科学をどのように組み合わせることができるか、また、計算科学が具体的にどの部分へ貢献できるかについて議論します。さらに、実際の食品業界の研究開発の観点から、このような知見を現場でどのように活用できるかについても掘り下げます。
講演者は以下の方々を予定しております。
・佐藤玄先生 東京大学農学部 准教授(酵素分野の量子化学計算を研究)
・本田賢也先生 慶應義塾大学医学研究科 教授(食と免疫の関係性について研究)
・菊池脩太先生 慶應義塾大学理工学研究科 特任講師(バイオ分野への量子コンピューティングの応用を研究)
・濱崎和磨様 アーサー・ディ・リトル・ジャパン プリンシパル(食品・バイオ業界のR&D戦略に関するコンサルティングも担当)
・QunaSys (量子コンピュータ向けアルゴリズムを開発)
当日のプログラムは以下を予定しております。
・15:00〜15:05 開会挨拶・趣旨説明
・15:05〜15:30 佐藤先生
・15:30〜15:55 本田先生
・15:55〜16:20 菊池先生
・16:20〜16:45 濱崎様
・16:45〜17:10 QunaSys
・17:15〜17:55 パネルディスカッション
・17:55〜18:00 総括・閉会挨拶
・18:00〜19:00 懇親会
会場:東京大学弥生講堂 会議室
講演題目を含む詳細については、決まり次第、改めてご案内いたします。
食品の健康機能や酵素開発に対して、計算化学、バイオインフォマティクス、機械学習をどのように活用できるかなど、食品分野へのデータサイエンスアプローチにご関心がございましたら、ぜひご参加いただけますと幸いです。
申込フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd-JWHMIobcBn17UTm1blnCbWJRkqS2verHidn-Hd0yP6Zu1A/viewform?usp=header
7月28日(火)15:00~:「『量子コンピュータ』を通して半導体産業の未来を問い直す」ワークショップを開催

量子技術イノベーション拠点(QIH)は、一般社団法人RISE-Aおよび国立研究開発法人理化学研究所との共催で、2026年7月28日にRISE-A(東京・三越前)にて、半導体関連企業と量子コンピュータの接点を考えるワークショップ「『量子コンピュータ』を通して半導体産業の未来を問い直す」を開催します。
半導体産業では、材料開発や製造プロセスの高度化に伴い、計算科学の重要性がますます高まっています。一方で、より複雑な材料系や製造プロセスを扱うためには、従来のシミュレーションやデータ活用をさらに発展させる新たな計算技術も求められています。
本ワークショップでは、材料計算、流体計算、そして量子コンピュータ産業における事業機会という3つの切り口から、半導体関連企業と量子コンピュータとの接点を考えます。量子コンピュータを半導体の研究開発にどう活かせるのか。そして、量子コンピュータ産業を支える側として、半導体関連企業にとってどのようなビジネスチャンスがあるのか。企業や研究者とのパネルディスカッションを通じて、今後の展望を探ります。
■開催趣旨
半導体産業において、計算科学はますます重要な競争力となっています。
材料開発、製造プロセスの最適化、デバイス設計など、研究開発から生産までのさまざまな場面で、シミュレーションやデータ活用の重要性は高まり続けています。一方で、半導体技術の高度化に伴い、より大規模で高精度な計算が求められる場面も増えています。
量子コンピュータは、すぐに現在の計算技術を置き換えるものではありません。しかし、材料計算や流体計算など、半導体開発・製造を支える計算領域に対して、新たな可能性をもたらす技術として期待されています。
また、量子コンピュータ産業そのものも、新たな産業として立ち上がりつつあります。量子コンピュータの実現に向けては、材料、基板、配線、パッケージング、冷却、制御、計測、製造装置など、多くの技術要素が必要になります。そこには、半導体関連企業が強みを持つ技術や製品との接点が数多く存在します。
本ワークショップでは、以下の3つのセッションを通じて、半導体の研究開発における次世代計算の可能性と、量子コンピュータ産業における半導体関連企業の事業機会を多角的に探ります。
株式会社テクノスターとの量子CAEにおける協業に関する基本合意書(MOU)を締結

量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、株式会社テクノスター(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡森 克高)との間で、量子コンピューティング技術とCAE(Computer Aided Engineering)の融合による次世代シミュレーション技術の実現に向け、協業に関する覚書(MOU)を締結いたしました。
■背景
QunaSysは、化学・材料分野に加え、2024年以降、CAE分野での共同研究を拡大しており、2026年からは自社ソルバーを持つCAEベンダーとの連携を模索してきました。
こうした中、独自のCAEプリポストプロセッサ「Jupiter」や自社ソルバーを展開する国産CAEベンダーの株式会社テクノスターとの議論の機会を得て、同社の「量子CAEで次世代のシミュレーション環境を切り拓く」という構想と、CAE分野への量子技術の適用を進めてきたQunaSysの方向性が一致し、協業に向けた検討を開始しました。
株式会社テクノスターが持つ自動車・造船業界への強固な顧客基盤・CAE技術力と、QunaSysの量子CAEの研究開発力を掛け合わせることで、双方の事業拡大につながるシナジーを確認し、国産CAEの進化と量子技術の産業応用を加速させるべく、この度、具体的な連携に向けた基本合意書(MOU)を締結する運びとなりました。
■今後のロードマップ
両社は本MOU締結を起点に、具体的な協業活動を開始し、以下の活動を通じて量子CAEのユースケース創出と産業応用を目指します。
1:顧客ネットワークへのアプローチとニーズ探索
株式会社テクノスターが持つ自動車・造船業界を中心とした顧客ネットワークに対し、顧客が抱える実課題への適用ニーズの探索と共同での提案活動を行います。
2:実課題に基づくPoC(概念実証)の実施
具体的な適用ニーズを踏まえ、ユーザー企業・株式会社テクノスター・QunaSysの三者により、実課題に対する量子CAEの適用可能性を検証するPoCを実施します。
3:量子CAEの認知拡大と業界への定着
共同セミナーやフォーラム等のイベント出展を通じた情報発信を行い、業界内における量子CAEの認知拡大と業界への定着を牽引してまいります。
8月5日(水)15:00~:「流体計測とシミュレーションの『シナジー』で実現するデジタルツインの本質と応用」ワークショップを開催

量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、「原義に立ち返ったデジタルツインの設計原理と活用可能性〜流体データを主として〜」を、2026年8月5日(火)15:00〜18:00に開催いたします。
近年、製造、医療、研究開発の現場では、実際の対象をコンピュータ上で再現し、状態の把握や予測、改善につなげる「デジタルツイン」への関心が高まっています。一方で、流体を扱う現場では、計算コスト、現実のデータとのつなぎ込み、精度の保ち方など、実用化に向けた課題が多く残っています。
そこで本イベントでは、流体データを起点に、デジタルツインを現場で活かすために何が必要かを、研究・産業応用の両面から議論します。東京大学生産技術研究所の研究者とQunaSysの研究者が登壇し、シミュレーションの課題、医療分野での知見、今後の計算技術の可能性などを幅広く取り上げる予定です。
■開催概要
・イベント名:「流体計測とシミュレーションの『シナジー』で実現するデジタルツインの本質と応用」ワークショップ
・日時:2026年8月5日(火)15:00〜20:00(懇親会18:00〜20:00)
・開催形式:オンサイト開催 ※オンライン参加をご希望の方は応相談
・会場:東京大学生産技術研究所大会議室
※懇親会会場:レストラン アーペ(東京大学生産技術研究所1階)
・参加費:無料
・登壇者:・長谷川 洋介先生 東京大学生産技術研究所教授
・大島 まり先生 東京大学生産技術研究所教授
・中村幸輝 株式会社QunaSys Quantum Innovation部 シニアリサーチャー
・CAE,CFD計算ベンダー(予定)
■背景・本ワークショップの狙い
デジタルツインは、単にシミュレーションを行うだけではなく、実際の現場のデータを取り込みながら、モデルを更新し、予測や判断に役立てていく考え方です。そのためには、「何を状態として追うのか」「観測したデータをどう計算に反映するのか」「どこまでの誤差を許容するのか」といった設計の考え方が重要になります。
特に流体を扱う分野では、対象によって必要な精度や速度が大きく異なります。たとえば、半導体分野では製造装置やプロセス設計との接続、ヘルスケア分野では人体や医療データとの接続、アカデミアでは新しいモデルや計算手法の検証が重要になります。一方で、現実の運用では、計算負荷が大きいことや、測定できるデータが限られることが、実装の壁になりがちです。
本イベントでは、こうした課題を前提に、流体シミュレーションとデジタルツインをどう結びつけるかを議論します。現場で本当に使える仕組みにするために、どのようなモデルを使い分け、どのように精度と実用性のバランスを取るべきかについて、参加者の皆さまと考える場を目指します。
7月29日(水)14:00~:“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践ウェビナーを開催
量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、「“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践」をテーマとしたウェビナーを、2026年7月29日(水)14:00〜15:00にオンラインで開催いたします。
近年、材料開発や分子シミュレーションの分野では、機械学習を用いたポテンシャル(MLIP:Machine Learning Interatomic Potential)が急速に発展し、従来の第一原理計算(DFT)に比べて大幅な計算時間短縮が可能となっています。一方で、汎用モデルをそのまま使うだけでは、自社の研究テーマに対して十分な精度が得られないケースや、どのように評価すべきか分からないという課題も多く聞かれます。
本ウェビナーでは、MACE-Osakaを例としつつ、MLIPが研究開発に対してどのような利益をもたらすかについて解説します。また、銅表面における吸着エネルギーの事例を通じて、ファインチューニング(既存モデルを自社データで調整する手法)により、どのように精度を改善するかを具体的に紹介します。
■ ウェビナー開催概要
・イベント名:“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践
・日時:2026年 7月 29日(水)14:00~15:00
・開催形式:オンライン(Zoom)
・参加費:無料(事前登録制)
・登壇者:水上 渉 教授(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 博士(理学))
大西 駿也(株式会社QunaSys Research Solution 部)
■ 背景と本ウェビナーの狙い
汎用MLIPの登場により、誰でも高性能なモデルを使える環境が整いつつあります。しかしその一方で、どのモデルを選ぶか、どの程度まで自社データで調整するか、何をもって「使える」と判断するかといった意思決定は、ユーザー側に委ねられる場面が増えています。
本ウェビナーでは、まず水上教授よりMLIPの概要や現在の立ち位置について解説するとともに、現在注目を集めている「MACE-Osaka」についてご紹介いただきます。さらに、こうした技術動向が将来的に量子コンピュータとどのように関わっていくのか、今後の展望をお話しいただきます。
また、そのような中長期的な展望を踏まえつつ、足元ですぐに実践できるMLIPの調整(アジャストメント)という観点から、ファインチューニングの具体的な活用事例についてもお話しします。
7月16日(木)14:00~ウェビナー開催:実践例から考える、研究開発プロセスで生成AIを“本当に役立てる”には
量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、研究開発・技術開発の現場における生成AI活用をテーマとしたオンラインウェビナー「実践例から考える、研究開発プロセスで生成AIを“本当に役立てる”には」を、2026年7月16日(木)14:00〜15:00に開催いたします。
■ ウェビナー開催概要
・イベント名:実践例から考える、研究開発プロセスで生成AIを“本当に役立てる”には― AIの案出しで終わらせず、研究開発を前に進めるためのポイントを紹介 ―
・日時:2026年 7月 16日(木)14:00~15:00
・開催形式:オンライン(Zoom)
・参加費:無料(事前登録制)
・主催:株式会社QunaSys
■ 背景と本ウェビナーの狙い
生成AIの進展により、研究開発の現場でも文献調査や材料探索、アイデア出しなどに生成AIを活用する動きが広がっています。
しかし、現場からは「生成AIが様々な候補やアイデアを出してはくれるが、結局どれを優先すべきか判断しづらい」「参考にはなるが、具体的な次のアクションに繋がらない」「案出しで終わってしまう」といった声が多く聞かれます。
研究開発において生成AIを“本当に役立てる”ために重要なのは、生成AIが出した案をそのまま鵜呑みにすることではありません。現場独自の前提条件や制約、研究者自身の観察結果などを掛け合わせ、「次に何をすべきか」をチームで判断できる形(検証可能な仮説)へと変換するプロセスです。
本ウェビナーでは、生成AIを研究開発プロセスに組み込み、実際にプロセスを前に進めるための実践的な考え方をご紹介します。QunaSysの研究開発支援ソリューション「PhysiLenz」を用い、生成AIの出力と研究者の知見を整理し、具体的な次のステップへと繋げていく一連のアプローチを実演形式でご覧いただきます。
6月24日ウェビナー開催:「AIに任せる」だけでは研究開発は変わらない
量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、研究開発現場における生成AI活用と、人間との協業のあり方をテーマとしたオンラインウェビナーを2026年6月24日(水)に開催いたします。
■ ウェビナー開催概要
- イベント名: 「AIに任せる」だけでは研究開発は変わらない
― 研究開発・技術開発の現場担当者向けウェビナー ―
- 日時:2026年 6月 24日(水)14:00~15:00
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:株式会社QunaSys
■ 背景と本ウェビナーの狙い
生成AIの進展に伴い、研究開発分野でもAI活用の検討が急速に進んでいます。
論文調査や要約だけでなく、仮説生成、テーマ探索、数理モデル構築、研究計画立案など、これまで研究者が担ってきた上流工程への応用も現実味を帯び始めています。
しかし実際の現場では、単にAIを導入するだけでは十分な成果につながらないケースも多く見られます。
現場で起きている課題
- AIの出力をどこまで信頼すべきか判断が難しい
- 研究テーマ策定のような「正解が一つではない問題」にAIをどう活用すべきか整理されていない
- AI導入そのものではなく、「人間との役割分担設計」がボトルネックになっている
研究開発では、「問いそのものをどう定義するか」「どの仮説を検証する価値があるか」を決めるプロセスが極めて重要です。
本ウェビナーでは、AIを“研究者の代替”としてではなく、“より良い問いを生み出すための支援ツール”として捉え、人間とAIがどのように協業できるのかを、実際の研究開発フローをもとに整理します。
また、QunaSysが開発する研究開発支援ソリューション「PhysiLenz」を例に、仮説構築や研究テーマ策定におけるAI活用の具体的なアプローチについても紹介します。