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量子セキュアクラウドと量子コンピュータの統合実証に成功
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICTエヌアイシーティー、理事長: 徳田 英幸)、国立研究開発法人理化学研究所(理研、理事長: 五神 真)、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB、センター長: 北川 勝浩)及び株式会社QunaSys(QunaSys、CEO: 楊 天任)は、NICTが整備して研究開発及び運用を進めている量子セキュアクラウド*1と理研が中心となって開発した国産ゲート型量子コンピュータ*2を接続し、国産ゲート型量子コンピュータを安全に利用するための相互接続環境を構築しました。量子セキュアクラウドのユーザーが国産量子コンピュータ機能を利活用でき、生み出されたデータを安全に伝送・保管できることを実証しました。
QunaSys、デンマーク・イノベーション基金の助成金を獲得
QunaSysは、化学分野における量子コンピュータの産業応用を目指した共同研究プロジェクトHyperTenQを開始します。本プロジェクトは、創薬、材料科学、サスティナブルな環境開発のための技術など、産業課題を量子コンピュータの技術で解決することを目的としており、政府系基金であるデンマーク・イノベーション基金より1,900万デンマーククローネ(約4億円)の支援を受けることが決まりました。
KDDI、KDDI総合研究所、Jij、QunaSys、早稲田大学、 AI・量子共通基盤の構築に向けパートナーシップ締結
KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:髙橋 誠、以下 KDDI)、株式会社KDDI総合研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中村 元、以下 KDDI総合研究所)、株式会社Jij(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山城 悠、以下 Jij)、株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役:楊 天任、以下 QunaSys)、学校法人早稲田大学(本部:東京都新宿区、理事長:田中 愛治、責任者:戸川 望 教授、以下 早稲田大学)の5者は2025年2月27日に、量子コンピューターの技術開発と事業化に関するパートナーシップ締結に合意しました。
QunaSys、EU助成金プログラムに採択
QunaSysは欧州子会社QunaSys Denmark ApSを通じて、バッテリー技術の革新を目指す欧州連合(EU)助成金プロジェクト「FULL-MAP」に参画します。本プロジェクトでは、QunaSysは量子機械学習の技術を活かし、電解質や電極材料のモデリングとシミュレーションを改良することで、次世代バッテリーに適した新しい材料を効率よく見つけることを目指します。
QunaSysとHPCシステムズ、 MI向けのプラットフォーム提供で連携
株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役 楊 天任、以下QunaSys)とHPCシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平、以下HPCシステムズ)は、この度、化学業界のDX推進に向けて、マテリアルズ・インフォマティクス(以下MI)向けプラットフォーム提供で連携することで合意致しました。
QunaSys、CAE分野での量子コンピュータの応用の検討を推進するための勉強会を開催
株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:楊 天任、以下「QunaSys」)は、CAE(Computer-Aided Engineering)分野における量子コンピュータの潜在的な応用可能性の検討を加速するための勉強会を立ち上げました。
弊社CEO楊が Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023に選出されました
2023年8月24日にForbes JAPANが発表した次世代を担う30歳未満30人の日本人を表彰する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」のScience & Technology & Local 部門にCEOの楊 天任が選出されましたことをお知らせいたします。
量子コンピュータ実機で結晶材料の準粒子バンド計算に成功
パナソニック ホールディングス株式会社の大越孝洋主幹研究員、市川和秀リードリサーチャー、株式会社QunaSysの岩切、甲田、中川、岡留 バレンシア、高は、結晶材料の性質を理解する上で重要な準粒子バンド構造を、量子コンピュータ実機を用いて計算することに成功しました。
従来のコンピュータ上における結晶材料の高精度な電子状態計算手法は、その計算コストの高さゆえに適用できる系のサイズに制約がありましたが、近年の量子コンピュータ技術の進展により、将来的には従来制約を超えた大規模な計算が可能となることが期待されています。
本研究では、代表的な半導体材料であるシリコン結晶を対象とし、量子コンピュータ実機を用いた準粒子バンド計算の実証実験を行いました。研究成果はプレプリントとしてarXivに公開されました。
大規模電子系のグリーン関数を効率よく計算する手法を開発 〜 量子コンピュータの強相関電子系への応用へ向けた着実な一歩 〜
QunaSys、富士通との共同研究グループにおいて、量子コンピュータを用いて大規模な電子系の「グリーン関数」を効率よく計算する手法を開発しました。本研究成果は、量子コンピュータの物質科学への現実的な応用を実現するための着実な一歩となります。
QunaSys、量子化学計算クラウドサービス「QURI」をリリース
QunaSysは、量子化学計算クラウドサービスQURI(キューリ)を2023年7月18日にリリースいたします。QURIは、量子アルゴリズムを用いた量子化学計算を、簡単に実行できるWebアプリケーションです。従来、複雑な量子アルゴリズムを実行するには、プログラミングの専門知識が必要とされていましたが、QURIではインターネットに接続するだけで、直感的なインターフェースを通して、複雑な量子アルゴリズムを実行することができます。計算リソースの準備は不要で、ログインするだけですぐに計算可能です。QURIをお使いいただくことで、量子アルゴリズムの特徴の理解が深まります。