7月29日(水)14:00~:“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践ウェビナーを開催

量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、「“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践」をテーマとしたウェビナーを、2026年7月29日(水)14:00〜15:00にオンラインで開催いたします。
近年、材料開発や分子シミュレーションの分野では、機械学習を用いたポテンシャル(MLIP:Machine Learning Interatomic Potential)が急速に発展し、従来の第一原理計算(DFT)に比べて大幅な計算時間短縮が可能となっています。一方で、汎用モデルをそのまま使うだけでは、自社の研究テーマに対して十分な精度が得られないケースや、どのように評価すべきか分からないという課題も多く聞かれます。
本ウェビナーでは、MACE-Osakaを例としつつ、MLIPが研究開発に対してどのような利益をもたらすかについて解説します。また、銅表面における吸着エネルギーの事例を通じて、ファインチューニング(既存モデルを自社データで調整する手法)により、どのように精度を改善するかを具体的に紹介します。
■ ウェビナー開催概要
・イベント名:“そのまま使う”から“合わせて使う”へ:MACE-Osakaファインチューニングの実践
・日時:2026年 7月 29日(水)14:00~15:00
・開催形式:オンライン(Zoom)
・参加費:無料(事前登録制)
・登壇者:水上 渉 教授(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 博士(理学))
大西 駿也(株式会社QunaSys Research Solution 部)
■ 背景と本ウェビナーの狙い
汎用MLIPの登場により、誰でも高性能なモデルを使える環境が整いつつあります。しかしその一方で、どのモデルを選ぶか、どの程度まで自社データで調整するか、何をもって「使える」と判断するかといった意思決定は、ユーザー側に委ねられる場面が増えています。
本ウェビナーでは、まず水上教授よりMLIPの概要や現在の立ち位置について解説するとともに、現在注目を集めている「MACE-Osaka」についてご紹介いただきます。さらに、こうした技術動向が将来的に量子コンピュータとどのように関わっていくのか、今後の展望をお話しいただきます。
また、そのような中長期的な展望を踏まえつつ、足元ですぐに実践できるMLIPの調整(アジャストメント)という観点から、ファインチューニングの具体的な活用事例についてもお話しします。
■ プログラム(予定)
- 14:00–14:05 導入
- 14:05–14:35 MACE-Osakaの紹介、量子計算との将来的な接続(水上 教授)
- 14:35–14:45 質疑応答
- 14:45–14:55 ファインチューニング事例(大西)
- 14:55–15:00 質疑応答・クロージング
※内容は進行状況や当日の質疑等により、一部変更となる場合がございます。
■ 本ウェビナーの見どころ
・MACE-Osakaの特徴と、研究開発にもたらす実践的価値
MLIPの最新動向を交えつつ、MACE-Osakaの活用が計算速度・精度において、実際の研究開発プロセスにどのような「実務上の利益」をもたらすかを解説します。
将来を見据えた、量子・高精度計算との連携シナリオ 汎用モデルを全て置き換えるのではなく、「弱点領域」を量子・高精度計算で補完するアプローチを紹介。将来のファインチューニングや校正データ設計に向けた展望をお話しします。
・実践デモ:銅表面における吸着エネルギーのファインチューニング
銅表面への分子吸着を題材に計算デモを実施。MACE-Osakaのファインチューニング結果を、DFT(第一原理計算)や他汎用モデル(UMA等)と比較し、精度・計算時間の違いを整理します。
・「何となく精度が上がった」で終わらせない、実務に直結する評価設計
単なるエネルギー曲線の改善にとどまらず、構造緩和や力(Force)、MDの安定性など、実際の材料開発において「次のアクションを決める」ための意思決定に直結する実践的な評価の考え方を解説します。
■ こんな方におすすめ
- MLIPを試したいが、自社テーマで何を評価すべきか分からない方
- 計算速度だけでなく、研究判断に使える精度を重視したい方
- ファインチューニングに自社データを活用できるか知りたい方
- 汎用モデルと自社最適化のバランスに悩んでいる方
- 将来的に量子計算も含めた計算基盤を検討している方
■ 申し込み方法
申込フォームより事前登録をお願いいたします。
申込締切: 2026年7月27日(月)
※視聴用URLは開催前日までにメールでご案内いたします。
■参加後のご案内
本ウェビナー参加後は、ご関心に応じて以下のご相談が可能です。
- MACE-Osakaを用いたファインチューニングPoC(実証実験)
- MLIP/NNPの評価設計に関する個別相談
- 量子計算・高精度計算を含む中長期ロードマップの検討
■ QunaSysについて
QunaSysは、化学や材料科学をはじめとする産業向け量子アルゴリズムの開発を牽引する量子コンピュータソフトウェア企業です。量子機械学習や量子化学のほか、量子技術を利用したCAE(Computer-Aided Engineering)分野に注力し、学術機関、産業界、政府機関と協力しながら、量子コンピュータの可能性を最大限に引き出し、科学的課題に取り組んでいます。