QURI SDK - 量子コンピューティングの現在と未来をつなぐ研究開発ソフトウェア

量子アルゴリズムを実装し、さまざまな方式の量子コンピュータ実機を使い分けるには、高度な専門知識が必要です。また、量子コンピュータの本格的な産業応用には、量子誤り訂正を組み込んだ誤り耐性量子コンピューティング (FTQC: fault-tolerant quantum computing) の実現が必要とされていますが、それに伴いアルゴリズムや基盤技術はより高度化していきます。QURI SDKは、現在から将来のFTQCにいたるまで、量子コンピューティングの活用に向けて高度化する研究開発を行うための環境を提供します。

量子ハードウェア・アーキテクチャの変化に左右されない開発環境

ハードウェア・アーキテクチャを抽象化することで、任意のハードウェア・アーキテクチャで実行可能なソフトウェアを開発できます。今後登場するであろうFTQCアーキテクチャでもそのまま利用可能です。ユーザーはハードウェア・アーキテクチャの変化を意識せずに済み、ソフトウェア資産を長期的に維持できます。

各分野の課題に対応する量子アルゴリズムライブラリ

化学や物性、CAEなどの各分野の課題に対応する量子アルゴリズムがライブラリとして整備されており、興味のある問題に対してすぐにアルゴリズムを評価することができます。さまざまなハードウェア・アーキテクチャと組み合わせた評価が可能です。

将来のハードウェア・アーキテクチャを含む性能評価

各分野の具体的な課題に対して、量子アルゴリズムが実際にどのような性能を示すかを、将来のハードウェア・アーキテクチャも含めて評価することができます。興味のある問題に対して、どのハードウェア・アーキテクチャを選択すればよいのかを検討することが可能です。