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宇宙×量子 ― Beyond the Frontier: 量子技術が拓く宇宙開発の未来

宇宙×量子コンピュータのワークショップを12月4日(木)に開催

―宇宙飛行士 若田光一氏 × 量子情報科学者 藤井啓祐氏が語る
 “次の宇宙開発”への挑戦と量子技術の可能性―

株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役:楊 天任、以下「QunaSys」)は、
宇宙開発における新たな技術的挑戦をテーマに、「宇宙×量子 ― Beyond the Frontier: 量子技術が拓く宇宙開発の未来」を2025年12月4日(木)15時より東京の虎ノ門グローバルスクエアコンファレンスにて開催いたします。
本イベントでは、日本人初の ISS 船長、5回の宇宙飛行で504日間宇宙に滞在し、現在米国民間企業の現役宇宙飛行士である 若田光一氏をお迎えし、「地上でのシミュレーション訓練と宇宙空間での違い」や「今後の有人宇宙飛行の展望」についてご講演いただきます。
続いて、量子コンピューティングの第一人者 藤井啓祐氏との特別対談を通じ、宇宙業界の現場課題に対して、量子技術がどのように新しい視点をもたらし得るかを議論します。

■ 開催背景 ― 宇宙産業が次の10年を見据える中で

宇宙開発の最前線では、2030年代の新たな有人宇宙飛行や民間宇宙ステーション時代を見据えた新たな挑戦が始まっています。
急増する宇宙ごみ、太陽フレアなどの宇宙天気リスク、長期滞在における生命維持や心理的安定の課題、さらに次世代探査に向けた設計・運用の最適化——。持続可能な宇宙活動に向けた取り組みは、今まさに新たなステージを迎えています。
量子コンピュータは、重ね合わせや量子もつれといった量子特有の性質を活かし、これまでの計算手法では扱いきれなかった複雑な問題を新たなアプローチで解く可能性を秘めた技術です。物理現象の解析や設計最適化、意思決定支援など、宇宙開発の多様な分野での応用が期待されており、将来的にはエネルギー効率の面でも従来型コンピュータを上回る可能性が指摘されています。
宇宙デブリの回避、遠隔医療支援、長期滞在ミッションの最適化――いずれも取り組みが進む分野です。その中でも、とりわけ実現が難しい領域に対し、量子技術は新たな可能性を開く鍵となります
今回のワークショップでは、宇宙産業の最前線で培われてきた知見と量子技術のアプローチを交差させ、これまでにない視点から未来の宇宙開発を設計するヒントを探ります。ここから始まる「宇宙×量子」の対話を、次の時代の宇宙産業を動かす最初の一歩とします。


■ プログラム(予定)

15:00〜17:00:イベント本編

  • 開会・趣旨説明(15分)

└ QunaSysより宇宙×量子分野の展望を紹介

  • 基調講演:宇宙飛行士 若田光一氏(30分)

└ 「地上でのシミュレーション訓練と宇宙空間での違い」「今後の有人宇宙飛行の展望」

  • 特別対談:若田光一氏 × 藤井啓祐氏(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 教授)(60分)

└ 宇宙ごみ・宇宙天気・長期滞在・民間宇宙ステーションなどの課題を題材に、量子技術の応用可能性を議論

  • 質疑応答・閉会(15分)

17:00〜18:00:交流会(ネットワーキング)

  • イベント後には同会場にて交流会も実施予定


■ 本イベントの見どころ

  • 有人宇宙飛行×量子科学の初の本格対話:

実体験に基づく宇宙現場のリアリティと量子科学の知見から、両産業に新たな可能性を示します。

  • 宇宙産業の未来を新しい視点で探る:

量子という切り口から宇宙産業を見直すことで、これまで届かなかった領域への新たなヒントと知見を提供します。

  • 「宇宙×量子」2つのフロンティアが交わる共創の起点としての場:

宇宙業界と量子業界が出会い、次の10年を見据えた協働・連携のきっかけを生み出します。

■ 開催概要

イベント名
宇宙×量子 ― Beyond the Frontier: 量子技術が拓く宇宙開発の未来

日時
2025年12月4日(木)15:00〜18:00(17:00より交流会)

会場
東京の虎ノ門グローバルスクエアコンファレンス

形式
対面(定員80名予定)

参加費
無料(事前登録制)

主催
株式会社QunaSys

登壇者
宇宙飛行士 若田光一 氏
大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 教授 藤井啓祐 氏

申込方法
下記申し込みフォームより応募 ※応募多数の場合は抽選
https://forms.office.com/r/MB86i0pNgK

【訂正とお詫び】
本リリース(初出:11月7日)におきまして、若田光一氏の肩書きに誤りがございました。現在は正しい表記に修正しております。誤記により関係者の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

2025/11/07

Category: Press Releases
Category: Press Releases
Year: 2025