QunaSys、量子技術と高性能計算の実用的統合を目指す「Q-Neko」に参画

QunaSysの取り組み
株式会社QunaSysおよびQunaSys Denmark ApSは、量子技術と高性能計算(HPC)分野における日欧連携の強化する大規模プロジェクト「Q-Neko(The Nippon-Europe Quantum Koraborēshon)」に参画いたします。
日欧の両拠点から本プロジェクトに携わることで、当社が強みとするアプリケーション主導の量子アルゴリズム開発や、HPCと量子コンピューティング(QC)のハイブリッド統合技術を提供し、産業界における量子技術の実用化を加速させてまいります。
量子コンピューティングの成熟に伴い、その真の価値はハードウェアの進歩のみならず、実社会の計算ワークフローにいかに効果的に組み込めるかにかかっています。理論上の優位性を実運用上の価値へと転換するためには、堅牢なHPC+量子ハイブリッド・アーキテクチャ、ドメイン固有の問題定式化、そして産業の現場における厳密な検証が不可欠です。QunaSysは、この実用的な統合プロセスの推進に取り組んでいます。
Q-Nekoについて
2026年に始動したQ-Nekoは、日欧の主要な研究機関や産業パートナーを結集し、量子科学・工学分野における国際協力の強化と、HPC+量子統合技術の発展を目指すプロジェクトです。
欧州側ではHorizon EuropeおよびEuroHPC Joint Undertaking、日本側では内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の支援を受け、以下の達成を目標としています。
- 日欧間での知識・リソース共有の促進
- 将来を見据えた技術ロードマップの策定
- HPCと量子の統合に関するベンチマーク策定およびプレ標準化
- HPC+AI+QCのシームレスなワークフローを実現する基盤開発
- 科学的・産業的課題を解決する量子活用ソリューションのポートフォリオ拡充
国境を越えた連携と技術戦略の整合を通じて、Q-Nekoは次世代のハイブリッド計算システムの実現に向けた重要な基盤を築いています。
QunaSysコメント
量子コンピューティングが真価を発揮するのは、実際の産業ワークフローにシームレスに組み込まれた瞬間です。その意味で、理論的可能性と実用的な運用上のインパクトの橋渡しをするHPC+量子のハイブリッド・アプローチは、極めて重要な役割を果たします。
QunaSysでは、アプリケーション主導の量子アルゴリズム開発と、産業パートナーとの緊密な協業に注力してきました。材料科学、化学、最適化といった分野のドメイン知識と高度なアルゴリズム設計を融合させることで、複雑な課題を実行可能な統合型計算ソリューションへと具現化させています。
私たちはQ-Nekoを通じて、HPC+AI+QCが円滑に連携する計算環境の高度化に貢献するとともに、産業的な有効性を実証するユースケースの創出を支援していきます。量子技術が「有望な研究」から「信頼性と拡張性を備えた産業基盤」へと発展するためには、継続的な国際連携こそが鍵であると考えています。
詳細情報
プロジェクトコーディネーターであるCSC – IT Center for Scienceによる公式プレスリリース全文は、以下をご参照ください。
https://csc.fi/en/news/q-neko-project-drives-eu-japan-quantum-collaboration-into-a-new-era/
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pr@qunasys.com