量子コンピュータイベント「IEEE Quantum Week 2021」にQunaSysが登壇
量⼦コンピュータ向けアルゴリズム・ソフトウェア開発に強みを持つ株式会社 QunaSys (本社:東京都⽂京区、代表:楊 天任、以下「QunaSys」)は、世界最大の工学系学会IEEEの量子技術イニシアティブであるIEEE QUANTUMが、2021年10月17日から22日かけて開催する「IEEE Quantum Week 2021」Tutorials Program・Panels Program内のセッションをホストします。
これまでQunaSysは、量子コンピュータを用いたクラウドサービス QunaSys Qamuyの開発や、量子コンピュータの実用化に取り組むため企業コミュニティ QPARCの創設など日本国内において量子コンピュータを広めてまいりました。今後は海外に向けてQunaSysの活動を発信するべく、査読を経てIEEE Quantum Week 2021への参加が決定しました。
登壇内容
以下二つのプログラムに、弊社から計4名が登壇予定です。
①Tutorials Program
【タイトル】Quantum Chemistry Hands-on Simulation of Quantum Circuits and Applications
【登壇日時】10月17日 16:00-19:00(MDT)/10月18日7:00-10:00(JST)
【弊社からの登壇者】Andreas Thomasen, 陳 家葆
【概要】このチュートリアルでは、量子コンピューティングのキーコンセプト、量子化学への応用、量子アルゴリズム開発ツールの実験についてお伝えします。本チュートリアルは、量子化学の基礎を理解している計算化学分野の技術者・科学者・研究者が、量子コンピュータの上で量子化学の最先端のアルゴリズムを簡単に体験することを目的としています。
【URL】https://qce.quantum.ieee.org/tutorials-program/#andreasthomasen
②Panels Program
【タイトル】QPARC: Creating an Industry Community to Advance Quantum Advantage Discovery
【登壇日時】10月18日 15:45-16:45(MDT)/10月19日6:45-7:45(JST)
【弊社からの登壇者】楊 天任, 松岡 智代, Elena Yndurain
【概要】本パネルでは、化学的応用のための量子アルゴリズムを発展させるための、50社以上のQPARC企業間のコラボレーションモデルと研究コミュニティ、化学関連の問題に対する限界、信頼性、適応性、量子的優位性をどのように評価するかについて議論します。QPARCがどのようにして生まれたのか、また、スタートアップ企業、企業、学識経験者がともに量子コンピューティングの導入を推進するために協力するエコシステムをどのようにして構築するのかについて議論します。
【URL】https://qce.quantum.ieee.org/panels-program/#tenninyan
イベント概要
「IEEE Quantum Week」
【会期】2021年10月17日~22日
【参加方法】オンライン上での開催
【主催】IEEE Computer Society
【プログラム詳細】https://qce.quantum.ieee.org/
株式会社QunaSysについて
株式会社QunaSysは量⼦コンピュータのアルゴリズム・アプリケーションエンジンの開発を⾏っています。量⼦コンピュータの新しい使い⽅・アルゴリズムを提案し、それらのアルゴリズムを実際の材料開発に活⽤するためのソフトウェアの開発等を⾏っております。
また、エコシステム形成に向けた取り組みにも⼒を⼊れています。昨年7⽉より、量⼦コンピュータの応⽤検討コミュニティQPARCを運営し、国内主要企業50社と共に、実⽤化に向けたユースケース探索に取り組んでいます。