QunaSysは、デンマーク・コペンハーゲンに、QunaSys初の海外子会社であるQunaSys Denmark ApSを設立いたしました。同子会社は、グローバルな顧客層の拡大と優秀な量子力学人材の確保を目標とし、2023年8月29日に正式に業務を開始しました。欧州における量子技術の拠点として急成長していることが、コペンハーゲンを拠点に選んだ大きな理由のひとつです。
 
QunaSys Denmark ApSは、コペンハーゲンにおける量子技術のエコシステムの中心地であるバイオイノベーション研究所内のDeep Tech Lab – Quantumに本社を構えています。Deep Tech Lab – Quantumは、北大西洋条約機構（NATO）の「防衛イノベーションアクセラレータ（Defence Innovation Accelerator for the North Atlantic; DIANA）」の一環として、量子技術の発展に貢献することを目的にデンマークにて開設されました。
 
Deep Tech Lab – Quantum, Chief Business Officer Cathal J. Mahon氏コメント
QunaSysが初の海外子会社としてデンマークを選び、Deep Tech Lab – Quantumをその活動拠点に選んだことを光栄に思います。 QunaSysはデンマークの量子スタートアップエコシステムの貴重なメンバーであり、バイオイノベーション研究所のアクセラレーションプログラムに参加する他のスタートアップ企業をはじめ、ここに集う各種ステークホルダーとの交流を深められることを期待しています。
 
デンマーク政府はデンマーク国内の量子エコシステムの成長を促進することを目的とした政策を発表しており、QunaSysはコペンハーゲンにおける拠点開設の準備段階から、助言や情報提供などの各種支援を受けました。
 
QunaSys Denmark ApS CEO 楊 天任コメント
デンマーク・コペンハーゲンに初の海外子会社を設立することを発表でき、嬉しく思います。コペンハーゲンは量子力学の歴史の中で重要な役割を果たした地であり、今日の量子技術発展の中心地でもあります。子会社をデンマークの量子エコシステムの中心に構えることで、当社は学界、政府、産業界の関係者と緊密に協力し、さまざまな産業分野での量子技術の普及に向けた取り組みを加速させることができると確信しています。デンマーク政府が支援する長期的な視点での量子技術の発展という目標を共に目指し、量子技術の実用化を加速化すべく邁進いたします。