Case: 富士通株式会社
個体物性の解析
株式会社QunaSysと富士通株式会社の共同研究グループは、量子コンピュータを使って大規模な電子系の「グリーン関数」を効率的に計算する新しい方法を開発しました。 この手法は、物質の電気的・熱的な性質を予測するのに役立ちます。
従来の方法では、大規模な電子系の計算は困難でしたが、今回の方法では、小規模な電子系での最適化結果を利用して、大規模な系の計算を効率化しています。これにより、現在の量子コンピュータや、将来の小規模な誤り耐性量子コンピュータでも計算が実行可能となり、材料の性質解析や新素材の開発など、幅広い応用が期待されています。
詳細:https://qunasys.com/news/posts/230804en/
論文:https://journals.aps.org/prresearch/abstract/10.1103/PhysRevResearch.5.033070